漢光42号演習が8月に実施 国軍が初めて“旅級”全面動員で戦力回復を検証
公開日:2026年7月28日
台湾軍の「漢光42号」実兵演習が8月5日から14日にかけて実施される。
国防部は28日、今年の演習では「同心36号」演習と連携し、2個旅級の後備部隊が旅全体の動員(全旅動員)を行うと発表した。
部隊が定められた時間内に動員召集、編成、臨戦訓練、戦力回復を完了できるかを検証し、台湾の総合防衛力と社会的韌性(レジリエンス)を強化する狙いがある。
国防部は記者会見で、「漢光42号」実兵演習と2026年の城鎮韌性(防空)演習の概要を説明した。参謀本部作戦計画室の呂文元・少将によると、今年の漢光演習は、指揮所演習(電腦輔助指揮所演習)、即応戦備訓練、連合防衛訓練などの成果を踏まえ、連続状況方式(シナリオ連続型)で実施される。実戦環境を想定し、備戦配置、戦力保存、連合反上陸作戦、縦深防衛、持久作戦などの課目を順次進める。
呂少将は、今年の演習は「多領域拒止・韌性防衛」を主軸に、以下の9項目を重点訓練として設定したと説明した。
- 臨機状況への即応処置
- 全旅動員と戦力回復
- 動員生産の転換
- 反封鎖・護航作戦
- 重要施設の防護
- 兵力の跨区機動(地域間機動)
- 後方支援の持続性向上
- 戦場医療体制の構築
- 全社会的防衛韌性の強化
これらを通じて、国軍の統合作戦能力を総合的に検証する。
また演習期間に合わせ、国軍は城鎮韌性演習(防空演習)も実施する。
- 8月7日:高雄市・屏東県
- 8月13日:新北市・宜蘭県
これらの地域で地方政府と作戦区の聯合應変中心が、情報伝達、指揮管制、緊急対応の能力を検証し、軍民協力体制の強化を図る。