中国の同化政策に抗議 日本在住チベット人が大使館前で集会、米国の亡命チベット人は悲しみの中で焼身抗議

公開日:2026年7月5日

中国が7月1日に「民族団結進歩促進法」を正式に施行したことを受け、世界各地の亡命チベット人の間で強い悲しみと抗議の声が広がっている。
西蔵(チベット)の言語と文化を守るため、在日チベット人のコミュニティは最近、東京・元麻布にある中国大使館前で集会を行い、世界中のチベット人に団結を呼びかけ、中国政府が西蔵の主体性を消し去ろうとする同化政策に抵抗するよう訴えた。

集会は深い悲しみに包まれていた。
日本の「産経新聞」によると、7月2日、米国に亡命していた42歳のチベット人、ロガ・ランゼン(Loga Rangzen)がニューヨークの国連本部前で、西蔵の伝統衣装「チュバ」を身にまとい、西蔵旗を掲げ、経を唱えながら火をつけて焼身抗議を行い、搬送先の病院で死亡が確認された。東京の集会参加者は深い哀悼と祈りを捧げ、中国政府がチベット人を追い詰めていると強く非難した。2008年のラサ暴動以降、中国国内では約160人のチベット僧侶が焼身抗議を行っている。

外部の分析では、中国が施行した「民族団結進歩促進法」は名目上は民族団結の促進を掲げているものの、実際には標準中国語(普通話)の全面普及を義務付け、「中華民族の団結」を損なう行為を処罰する内容であり、西蔵の全面的な同化を加速させるものだと指摘されている。日本チベット人コミュニティの前代表、カルデン・オバラ(Kalden Obara)は「文化と言語の消失は国家の消滅を意味する。ロガの犠牲は、国連と国際社会に西蔵問題への関心を呼び起こすためのものだ」と沈痛な思いを語った。

今回の集会を主催したツェリン・ドルジェ(Tsering Dorjee)は、「過去70年以上、中国は西蔵で好き勝手に振る舞ってきた。この新法は、西蔵の文化とアイデンティティを完全に消し去ろうとする最後の一手だ」と強調した。生存の危機に直面しながらも、チベット人コミュニティは揺るぎない意志を示し、平和と対話を通じて西蔵の人権・自由・尊厳のために戦い続けると誓っている。