「14年間支え合ってきた」 台湾総統が東日本大震災でメッセージ

公開日:2025年3月11日

 東日本大震災発生から14年となった3月11日、台湾の頼清徳総統はX(旧ツイッター)に日本語で投稿。

「この14年間、台湾と日本は災害救助、感染症対策など幾多の困難を支え合い、交流を深めてきました」と振り返り、「この強い絆に基づき、今後もパートナーシップを深めたい」と表明した。


■解説

東日本大震災の際、台湾は国・地域別で最大規模の義援金200億円超を被災地へ送っている。

当時は台南市長だった頼清徳氏も2011年4月下旬、台南市と友好関係にあった仙台市を訪れて1億円の義援金を寄贈。

震災後、台湾から被災地を公式に訪れた最初の一行と言われている。

2016年4月に熊本地震が発生した際も、同年6月に熊本県を訪れ約3億円を寄贈している。

台南市ではこの年の2月に117人が犠牲となった大地震が起きており、頼氏は「日本から多くの支援が寄せられたことへの感謝」と話している。

「台湾で最も親日的な政治家」といわれる頼氏は政治や経済の交流だけでなく、日本との「友情」を大切にしている。