中国のネット配信者が台湾入境証の国旗を改ざん 台湾移民署が証件を無効化し、入境を制限

公開日:2026年7月21日

中国広東出身で「小K」の名で活動するインフルエンサーの馬氏が、台湾入境に必要な「中華民国台湾地区入出境許可証(入台証)」を取得した後、画像編集ソフトで証件の中華民国国旗を中国の五星紅旗に差し替え、証件名も改ざんした上で中国のSNS「小紅書」に投稿した。台湾移民署は通報を受けて調査を行い、行為が「対等な尊厳に反する」と判断。入台許可を取り消し、一定期間の来台を禁止する措置を決定した。

馬氏は観光目的で入台を申請し、7月12日に台湾を訪れる予定だとSNSで公開していた。しかし投稿された画像では、証件上部の中華民国国旗が完全に五星紅旗に置き換えられ、「中華民国台湾地区入出境許可証」の表記も「華民」の2文字が削除され、「中国台湾地区入出境許可証」と改ざんされていた。

この投稿は台湾側で大きな議論を呼び、インフルエンサーの八炯氏が6月22日に移民署へ通報。21日、移民署から「証件を発給した機関に対し、当該中国人の許可証を廃止し、来台を管制する措置を取った」との回答を受けたと明らかにした。

移民署は、馬氏が観光目的で申請したにもかかわらず、台湾政府が発給した証件および国旗を改ざんした行為は、「大陸地区人民来台観光活動許可弁法」第16条の「対等尊厳に反する言行」に該当すると説明。これに基づき入台許可を取り消し、一定期間の来台を認めない措置を取ったとしている。